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広島県の県民,団体,事業者,行政が相互に連携・協働しながら,環境にやさしい地域づくりを進めます

活動報告

環境講演会を開催しました。

平成29年1月31日(火曜日),講師に白川勝信氏(北広島町立 芸北 高原の自然館 主任学芸員)をお招きし「里山の恵みを活用した持続可能な地域づくり」と題して,環境講演会を開催しました。定員を上回る122名の参加がありました。
多くの皆様に参加いただき,ありがとうございました!


【参加者の構成について】

ひろしま地球環境フォーラム会員企業の皆様,地域の環境活動団体の方々,県市町の行政職員(環境担当課,農林担当課,地域づくり担当課)に参加いただき,多様な参加者の幅広い関心を集めた講演会となりました。
(県外から参加された方もおられました。)


【芸北せどやま再生事業について】

白川講師からは,「芸北せどやま再生事業」について,大変分かりやすい説明がありました。
「芸北せどやま再生事業」は,里山から切り出された木を「せどやま市場」で地域通貨によって買い取り,薪に加工して,薪ストーブの所有者や温浴施設に販売するという地域循環型の里山保全事業です。

里山の手入れを行いながら,地域経済の活性化を図ることができる取組に対し,参加者の多くが頷きながら熱心に聴講していました。


【せどやま教室,カヤプロについて】

芸北小学校の子どもたちが取り組んでいる「せどやま教室」についても説明がありました。
子どもたちが,切り出された木を力を合わせて運搬し,「せどやま市場」で地域通貨に交換して,そのお金で地域のお店でお菓子を買い,パーティーを楽しんでいる場面の紹介があった時は,多くの参加者に笑顔が見られました。

さらに,芸北中学校の生徒の皆さんが授業で取り組んでいるカヤプロについても説明がありました。
これは,「せどやま教室」を通して里山の恵みの大切さを学んだ子どもたちが,中学校に入学後,地域の方々と連携し,地域通貨でカヤを買い取り販売する活動を展開しているものでした。


【質疑応答】

白川講師が「薪ストーブに興味のある方はおられますか」と質問したところ,約20人の参加者が挙手をされました。
参加者の薪ストーブに対する関心の高さがうかがえました。


【白川講師からのメッセージ】

最後に,白川講師から,「里山の保全と地域経済を結びつけ,自然の利活用を図る視点が環境保全につながる」という説明がありました。


【来場者アンケートの結果について】

白川講師の講義は,親しみやすい上に大変分かりやすい内容でした。
その結果,「大変分かりやすい」(70%),「分かりやすい」(30%),という高い評価をいただきました。

また,講義を頷きながら聞いておられる参加者が多く見られました。
その結果,講演内容の今後の活用については,「大いに参考としたい」,「参考としたい」,という回答が,ほぼ100%となりました。
今回の講義から得られた学びを各企業や環境団体において活用いただけるものと考えております。

※当日の開催状況は,中国新聞に記事として掲載されました。(平成29年2月1日付け)

 

                           

お問い合わせ・連絡先

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〒730-8511
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FAX 082-227-4815
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