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広島県の県民,団体,事業者,行政が相互に連携・協働しながら,環境にやさしい地域づくりを進めます

活動報告

第2回「廃プラスチックのリサイクル」(令和元年12月9日)

取材協力:国土交通省、ダイヤエコテック広島

私たちが、よく利用するペットボトル飲料などは、正しく分別して排出すればリサイクルされて資源となります。
しかし、ポイ捨てすると海に流れ出て環境に大きな影響を与えかねません。

海面清掃船(かいめん・せいそうせん)『おんど2000』。
瀬戸内海の美しい海を守るために海洋に浮遊するごみなどの回収と、定期的なパトロールを行っています。
その作業海域は広島湾、および安芸灘。東は尾道から西は山口県の柳井までおよそ2,400キロ平方メートルの海域で活躍しています。
ポイ捨てされたペットボトルなどの使用済みプラスチックは雨で流され、海に流出することがあります。その中で5ミリ以下のサイズになったプラスチチックをマイクロプラスチックと言います。
海洋汚染や、海の生態系にも影響を及ぼすと言われるマイクロプラスチック。魚が食べたりすると、その結果、人にも健康被害が及びます。

では、ポイ捨てされずに収集されたペットボトルなどの容器類はどう処理されるのか?
ダイヤエコテック広島では収集されたペットボトルや容器包装に使われたプラスチックを、広島市の委託を受けて圧縮・梱包しています。
ペットボトルなどの容器類は、選別ラインのスタート地点、供給コンベアに投入されます
まず、ペットボトル、と容器包装プラスチック、それ以外の袋などの中が見えなくて袋を破る破袋機(はたいき)にかけれないような不適物とに選別されます。
選別されたペットボトルなどの容器類が入った袋は破袋機にかけられて次の選別ラインへ。
ペットボトル選別ラインの最後は、ペットボトル以外の異物を取り除く作業で、作業中のわずかな合間にペットボトルのキャップを外すため、ごく一部しか外せません。キャップやラベルの取り外しは、家庭での分別が大切です。
何段階もの選別作業を経て、ようやくペットボトルや容器包装プラスチックが圧縮・梱包されます。
正しく分別・排出されれば、この後は再生事業者が持ち帰り、これらは再びペットボトルや卵パック、買い物バッグ、ファイル入れなどの大切な資源として生まれ変わります。





                            

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